マルチビーム測深器(NORBIT)、AUV、超音波ドップラー式多層流向流速計(ADCP)等の海洋観測機器、測定機器及び部品の輸入販売、保守、サービス、ソフト開発、コンサルティング。
Auto VPRは水中を曳航または垂直に移動させ、浮遊するプランクトンを高速撮影し、その映像からプランクトンの種類(同定)と量の推定(定量)を行うものです。 本装置は、リング型高速ストロボフラッシュライト、デジタルCCDカメラ(モノクロまたはカラー)、ハードディスク、CPU、水中バッテリーケース等で構成されて おり、オプションでCTD、クロロフィル計、濁度計、光量子計などの環境センサーを組み込むことが可能です。 曳航する場合はVフィンや多段ネット開閉型プランクトン採取装置(IONESS)に取り付けて使用します。
Auto VPRは連続7~8時間の曳航ができ、本体内蔵PC104型CPUで約1/20のwavelet圧縮を行いJPEG2000形式のファイルでハードディスクに記録します。 船上に回収後、記録したデータをUSB2.0経由でデータ処理装置に転送し、AutoDeckソフトで圧縮画像ファイルの復元と、プランクトンなど関心領域(ROI)の切り 出しを行います。VisualPlanktonソフトではプランクトンの同定、定量化など画像解析を行い、結果を図化します。種の同定には画像認識ニューラルネットワークを 用い、プランクトンの辞書を作ります。辞書はユーザー間で共有することができます。
データを収集してJPG-2000圧縮/解凍をハードウエアで行い、撮影した画像の中から「興味ある領域」(Region of Interest ROI)を切り出して時刻/センサーデータを接合すし記録するソフトウェアです。Real time VPR用とAuto VPR用があります。
DeckEXEでROI抽出した画像データから、その測長(縦、横、幅長、エリア面積、特徴など)、辞書を用いてプランクトンの種別の同定を行い、解析用のデータセットを作成します。
Visual Planktonには、プランクトン同定のための特徴つけ、測長を行うソフトウェア、辞書を作るTraningEXEソフトウェアが含まれます。作成したデータセットから、Plankton種別ごとの環境データや測長データを添付したROIイメージデータの抽出、環境データごと(たとえば深度ごとや、密度ごと)のROIイメージデータの抽出を行います。またROIイメージデータから数値データを切り離すUtilityソフトウェアが用意されており、数値データからExcelなどを用いた統計処理、図化処理を行うことが出来ます。?? Real time VPRやS-VPRまた記録型のAuto VPRのデータは全てこの「Visual Plankton」と抽出ソフトウェアを用いることで、希望する形式のデータセットを得ることが出来ます。
Auto VPR -Color | Auto VPR -B&W | |
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ストロボ | リング型高速ストロボフラッシュライト(10~25Hz) | |
耐圧 | 最大1000m | |
カメラ |
カラーデジタルCCDカメラ 解像度 1024×1024 撮影速度 15fps |
モノクロデジタルCCDカメラ 解像度 1392×1040 撮影速度 15fps |
視野 | 7×9.5mm、12.5×17mm、21×29mm、35×49mm | |
フレームグラバー |
カラーカメラ対応 (JPEG2000画像圧縮機能付) |
モノクロカメラ対応 (JPEG2000画像圧縮機能付) |
内蔵CPU | Transmeta Crusoe 1GHz, WindowsXP, PC104バス | |
内蔵ハードディスク | 40GBまたは80GB | |
外部装置入力I/F |
CTD入力ポート;対応機種FSI社製NIXC, Seabird社製SBE37/49 (環境計測センサーは別オプションです) |
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水中バッテリーパック&バッテリー |
ニッケル水素電池(24V, 9.5AH, 連続4時間) *連続8時間使用の場合は、オプションで外部バッテリーが必要 |
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寸法 / 重量 | 最大寸法 71×124cm / 空中重量 45kg、水中重量 16kg |
Auto VPR -Colorで撮影。 (枠のついている画像をクリックすると、大きな画像をご覧いただけます。)