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取扱製品 ワークホースADCP

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移動観測

移動観測

Teledyne RD Instruments社製ワークホースADCPは、小型・軽量で携帯性に優れた多層流向流速計です。

設置・係留などの定点観測、小型船舶やラジコンボートに搭載しての移動観測に使用できます。

流向・流速分布はもちろん、流量観測、波浪観測(オプション)、SS濃度の推定にも応用することができます。

【観測風景】
ボートを使用した移動観測
【観測風景】ボートを使用した移動観測

高速移動観測

高速移動観測

沿岸や陸水域における移動観測は、短時間で高精度の計測を行うことが重要です。

特に流れの変化が局所的に起こる水域では、短時間で高精度な結果を得られるブロードバンド方式でなければ流れの空間的変位点を捉えることができません。

計測に長い平均時間を必要とするナローバンド方式は、外洋における地球規模の観測では有効です。 しかし、沿岸域や陸水域においては、移動距離に対するサンプリング数が少ないために流れの変位点を捉えません。

ブロードバンド方式(左)とナローバンド方式(右)の移動観測例
同じ測定精度を得るために、ナローバンド方式はブロードバンド方式よりも長い平均時間を必要とします。
(1200kHzADCPで層厚50cmの場合、ナローバンドはブロードバンドの約15倍の平均時間が必要です。)

ボトムトラッキング

ボトムトラッキング

(センチネル/モニターオプション、リオグランデ標準装備)

ボトムトラッキングは、ボトム(海底や河床)から反射するエコーのドップラー効果を用いて自機の対地速度(船速)を計測する機能です。
ボトムトラッキング機能による対地速度の計測は、流速と同じドップラー効果が利用されています。

移動観測時、ADCPは実流速と船速成分が加わった自機に対する相対流速Vdを計測します。
このとき、実流速Vを求めるためには船速VSを計測して除外する必要があるため、対地速度の計測精度は実流速の計測精度に直接影響することになります。(左図参照)。

外洋で地球規模の観測を行う場合はGPSで得る位置から求める船速を用いることが有効ですが、 沿岸域の複雑な流動場、河川・湖沼など限られた空間内で観測を行う場合、GPSによる対地速度の計測は実用的でなく、ボトムトラッキング機能が必要不可欠です。

Teledyne RD Instruments社のADCPのボトムトラッキング機能は、船速5m/s(約10ノット)で精度が8mm/s(1200kHz※)と 単ピングの計測精度が非常に高いため、短い時間平均で高精度の結果が得られます。

※600kHz:13mm/s 300kHz:15mm/s

用途

空間流況観測

ADCPを移動観測で用い、沿岸域や河川、湖での流れの空間的な分布を観測できます。

空間流況を観測するときは、より瞬間の状況を捉えるため観測域全体を短時間で計測することが重要です。 ワークホースADCPは流速計測とボトムトラッキングによる対地速度の計測を交互に行い、短時間で移動しながら高精度の観測が可能です。

空間流況観測
流量観測

付属のソフトウェア「WinRiver」は、ADCPで計測した空間流速分布よりリアルタイムで流量を計算します。
計測できない部分(河床付近、岸付近など)はソフトウェアに条件を入力し、モデルを作り計算値を算出します。

流量観測

洪水

洪水

洪水時の流量観測は防災計画において特に重要です。 しかし、その観測には危険が伴うため、浮子を用いての遠隔観測が一般的でした。 ワークホースADCPは無人のボート(ラジコンボート、橋上操作艇など)で用いることができ、遠隔操作で安全な観測を行えます。 河川内部の直接的な測流が行え、より正確な流量の算出が可能です。

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